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こんにちは!さいたまがたまです!

突然ですが、みなさんにはありますか?

「今すぐアレを食べないと、脳みそが爆発して死ぬ」

っていう、悪魔のディープな食欲に襲われる夜が。

僕にとってのそれは、ある夜、突然やってきました。
脳内の全神経が、一斉にこう叫び始めたのです。

な が ら み が 食 べ た い Y O !!!(血眼)

千葉や静岡の沿岸部で愛される、あのクルクル回った愛おしい平たい貝。
塩茹でにして、楊枝でくるっと身を引っ張り出して食べる、あのアテの最高峰。

ぶっちゃけ、僕の周りのスーパーには1ミリも売っていません。
つまり、食べたいと思ったら、現地へ行くしかないのです。

一度火がついた食欲は、おにぎりを10個食おうが収まりません。
猛烈な食欲を押さえつけつつ、太陽が昇るのを待ち、 僕は車のキーを握りしめ、東金道路へと飛び乗りました。
高速道路を、頭の中をナガラミ一色に染め上げて、期待に胸を膨らませながら爆走!!!
目指すは、映画『翔んで埼玉』で千葉解放戦線が狂ったように「地引網」を引っ張っていた、あの因縁の聖地・九十九里!!!

聖地・九十九里の超名店『浜茶屋 協栄』へ突撃!

数時間の爆走を経て、ついにたどり着いた九十九里の海岸沿い。
映画のように埼玉県民が砂浜に埋められている光景はありませんでしたが、潮の香りと、ノスタルジックな磯焼きの匂いが漂う、最高のロケーションです。

僕の目に飛び込んできたのは、これぞ「ザ・浜茶屋」という渋すぎる佇まいのお店。
僕がたまに遠征してくる、地元でも大人気の名店『浜茶屋 協栄』さんです!

暖簾をくぐり、ねじり鉢巻をした、いかいにも海の男って感じの渋い親父さんに、僕は息も絶え絶えに告げました。

「お、親父さん……ながらみ……ながらみをくれ……!!」

すると、親父さんは僕のただならぬ気迫に一瞬圧倒されながらも、ちょっと困ったような、でも優しい笑顔でこう言ったのです。

「お兄ちゃん運がいいよ。今、ながらみマジで獲れなくて『幻の貝』になってんだから」

親父さんが語る、九十九里の海の異変

えええええええええっ!?
幻の貝!?!?(大衝撃)

親父さんの話によると、最近どうやら「潮の流れが変わってしまった」らしく、九十九里の海でながらみが急激に不漁になっているとのこと。

かつては地元の定番として当たり前のように店に並んでいたながらみが、今や市場にも滅多に出回らない、超高級・激レア食材に変貌しつつあるというのです。

地球温暖化なのか、海流の気まぐれなのか……。
僕らが当たり前に食べていた美味いものが、自然の変動で消えかけているという生々しい現実に、背筋が凍りつきました。

しかし!この日は奇跡的に、朝どれのわずかな在庫が店にあったのです!

せっかく東金道路を爆走してきたんだ。ながらみだけで終わるわけにはいかない。
最高の一次体験を完成させるために、僕は九十九里の絶対王者「ハマグリ」、さらにトドメの「アジ定食」も合わせて召喚しました。

目の前に広がった、僕だけの「九十九里フルコンプリートセット」!!!

視覚と味覚の波状攻撃!!!美味すぎてちびる!!!

まずは念願のながらみ。
楊枝の先を慎重に刺し、貝の渦巻きに沿って、優しく、でも確実にくるっと回す……。

スポンッと綺麗に抜けた身(※すいません、美味すぎて興奮して剥いた瞬間の写真は撮り忘れました)を、一気に口の中へ。

磯の旨味が大爆発ッッッ!!!(昇天)

コリコリとした絶妙な歯ごたえの後に、濃厚なコクがブワァァァッと広がります。

写真を撮り忘れてしまったので、食べ方ガイドを載せておきます

そこへ間髪入れずに運ばれてきたのが、お店の奥でプロが完璧に蒸し上げてくれた「ハマグリの酒蒸し」!!!

白いお皿に綺麗に並んだ、ふっくらプリップリの身をハフハフしながら口に放り込むと、溢れ出す濃厚な貝のスープ!!!

さらに!今回の主役の座を脅かすレベルでヤバかったのが、この「アジ定食」!!!
普通のアジフライ定食を想像していた僕の前に現れたのは、まさかのアジの三段活用。

  • 甘酸っぱさが五臓六腑に染み渡る「南蛮漬け」!
  • コリコリとしたエッジが立った、鮮度抜群の「お刺身」!
  • 甘じょっぱいタレと脂の焦げた匂いが反則級の「ミリン干し」!

完全に白米がマッハで消滅して
脳内のドパミンが定まりました。(確信)

不漁で幻になりかけているという背景を知ってから食べるながらみと、完璧な脇を固めるハマグリ、アジの波状攻撃。
車を1時間爆走させてきた甲斐が、1200%ある圧倒的な経験でした。

みなさんも、もしどこかの居酒屋や『浜茶屋 協栄』さんで「ながらみ」の文字を見かけたら、迷わず注文してください。
それは、映画の地引網でも引っ張り上げられない、もう二度と出会えないかもしれない、海の神様からの最後のギフトかもしれないのですから……。

おしまい。

店舗情報

浜茶屋 協栄

  • 住所: 千葉県大網白里市南今泉4881−78
  • 営業時間: 10:00~16:00 火曜日定休
  • 座席仕様: テーブル席
  • 設備ハック: 大型駐車場あり