こんにちは!さいたまがたまです!

突然ですが、全国のデスクワーカーの皆さんに質問です。
皆さんのオフィスには、いませんか?

最新のPCを与えられ、Microsoftが誇る最強の表計算ソフト「Excel」を開きながら……

なぜか左手に電卓を持ち、画面を指差しながら手計算で検算しているヤバい奴が。

「いやいや、エクセルなんだから関数で一発でしょ(笑)」
「昭和のおじさんかよ(笑)」

そんな声が聞こえてきそうですね。
わかります。僕も昔はそう思っていました。
あんな無駄なことをしている奴は、ITリテラシーが石器時代で止まっている哀れなモンスターなのだと。

しかし、僕は今日、ここで一つの真実を告白しなければなりません。
その「画面を見ながら電卓を叩いているヤバい奴」……

そ れ 、 ぼ く で す !!!(血涙)

いや、違うんです!!待ってください!!ブラウザの戻るボタンを押さないで!!
僕だって好きで電卓を叩いてるわけじゃないんです!!!
悪いのは僕じゃない。僕をこんな悲しきモンスターに変えてしまった、「エクセルの関数を物理で破壊してくる同僚たち」なんです!!!


僕がなぜ、最新のPCの前で原始人のように電卓を叩いているのか。
それは、僕の同僚たちが日々生み出す「エクセル・クリーチャー(化け物)」たちのせいなのです。
皆さん、想像してみてください。これから紹介するのは、僕が実際に職場で直面した「エクセル四天王」です。

タスケテ

①「1+1=3」!?時空を歪める【隠れ小数点の罠】

ある日、提出された見積書を見て、僕の目は点になりました。

「1,000 + 1,000 = 2,001」

# ファッ!!?!?(二度見)

えっ、何これ?消費税?いや違う。
エクセルのセルをよーく見てみると……
実は「1000.4」という数字が入っているのに、「表示形式」で小数点以下を隠して整数に見せかけているだけだったのです!!!

1000.4 + 1000.4 = 2000.8。
これを四捨五入して表示するから「2001」になる。

# 見た目だけ整えんな!!!数字が合わねえんだよ!!!(激怒)

誰だよROUND関数じゃなくて「表示形式」で誤魔化した奴は!!!

――その瞬間、私の魂はディスカバリー号に乗って木星探査へと旅立ったのであった。

これのせいで、最終的な合計金額が数十円ズレるという地獄の犯人探しが始まるのです。

②なんでそこ避けたの!?【SUM関数の謎の中抜け】

次によく現れるのがこれ。
売上の合計を出している「SUM関数」の式を見てみると……

=SUM(C2:C15, C17:C30)

# な ぜ C 1 6 を 飛 ば し た !!?

C16になにがあったの!?親の仇なの!?それともC16セルには触れちゃいけない呪いでもかかってるの!?
行を追加したり削除したりを無計画に繰り返した結果、「ぽっかりと空いた計算されないセル」が誕生するのです。
お前のせいで売上目標未達になってんだよ!!!

③もはや別人の給料!【ズレまくるマスタ参照】

VLOOKUP関数を使って、社員の基本データを引っ張ってくるシート。
一見、ITを駆使しているように見えますよね?
でもね、彼らは「絶対参照($マーク)」という概念を知らないんです。
数式を下にコピペした瞬間、参照元のマスタの範囲もズルズルと下にズレていく。

結果どうなるか?

# 田中課長のボーナス査定が、新入社員の鈴木になってる!!!(大事故)

なんでマスタの参照範囲がエスカレーターみたいに動いてんだよ!!
固定しろ!!F4キーを押せ!!!

④おい、それドコだよ!【異次元の別ファイル参照】

そして極めつけ、四天王のボスがこれです。
なんだか数字がおかしいなと思って、計算式をクリックすると、数式バーにこう表示されるのです。

=’C:\Users\tanaka\Desktop\旧データ\[2019年最終版(コピー).xlsx]Sheet1′!$Z$99

# 誰のデスクトップだよ!!!(爆発)
# しかも2019年っていつの時代だよ!!!

# あ?よく見たら「tanaka」って書いてあるやんけ!
# さっきの前言撤回。田中課長は新入社員の鈴木のボーナス査定でオッケーです

共有サーバーでもない。誰かの個人のPCの、しかも「コピー」とかいう謎のファイルの、果てしなく遠い「Z99セル」の数字を引っ張ってきている。
当然、そんなファイルはもう存在しないので、更新ボタンを押した瞬間に画面は「#REF!(参照エラー)」の嵐。
終わった。
僕の週末は、この異次元へのリンクを断ち切る作業で消えるのです。


……おわかりいただけたでしょうか?
彼らが提出してくるエクセルは、もはや「表計算」ではありません。
「数字の形をしたトラップ」です。
だから僕は、エクセル上の「10,000」という数字を信じない。
今日も静かに左手に電卓を握り、自分の指で叩き出した数字だけを信じて生きていくのです。
CASIOの電卓だけが、僕を裏切らないのだから。

(おしまい)